レポートの書式に関するチェックリスト
これまで多くのレポートに共通して指摘した点を以下に列挙する:
- 句読点には全角カンマとピリオドを使う
- 段落は意味のある文章のかたまりとする
- 「パラグラフ・ライティング」を調べるとよい
- 章ではなく節を使う(章を使うのは卒論レベルに長い文書)
- 節・小節が変わる際には空行を入れる
- 節・小節の見出しは本文と明確に区別できる書式にする
- 背景や手法は指導書の丸写しや抜粋とせず,
- 教員が講義中に触れたことや自分なりに調べたことをふまえて自身の言葉でまとめ直す
- 実際におこなった手順を再現できるように書く
- 英単語の略語につく半角ピリオドのあとには半角スペースをつなげる
- 例:Fig. 1,p. 10,…
生成AIについて
- 使用の可否は担当教員・TAに従う
- 本文中でAIを使用した箇所がわかるように書く
- AIの出力は参考情報として扱い,最終的な記述の責任は自分で負う
- AIの出力をそのまま載せるのではなく,やりとりを重ねて自分(や同じ実験を受講している同期)が理解できる文章を載せる
- AIが示した式,数値,単位,参考文献,実験手順は必ず自分で確認する
- AIを参考文献の代わりにしない
- 実験で得ていない値や観察していない現象をAIに補わせない
- 書式,表記ゆれ,読みにくい文,図表との対応のチェックはAIにやらせる
図表について
- 本文からすべての図表を参照する
パラグラフの途中に図表を挿入しない
図1に〇〇を示す.
(図)
図1より,□□が明らかであり,△△とわかる.
ではなく
(図)
図1に〇〇を示す. □□が明らかであり,△△とわかる.
- 文章と図表を分離する
- 図表とそれらへの参照は必ずしも同じページになくてよい
- 「図表が入らないからページ下部に大きな空白がある」状態を避ける
- 図表の位置はページ上部 or 下部に固定する
- 装置の写真を載せる際は各部の名称を付記する
- 図表とそのキャプションは同じページに置く
- キャプションも文なのでピリオドで終える
- 図表中のフォントサイズは本文と同等にする
- 「独立した図」にすべきものと「一つの図の異なるパネル」にすべきものを区別する
- 複数のパネルをもつ図のキャプションの書き方に気をつける
グラフについて
- Excelのデフォルト設定は利用せず,工夫して読み取りやすいグラフにする
- 軸ラベルのフォントサイズは読めるものにする
- 枠線や軸ラベルの色は灰色でなく黒にする
- データシンボルの大きさと種類,色に気を使う
- シンボルは重なってもわかるよう,塗りつぶしなしがよい
- 色はモノクロ印刷でも明確に区別できるものがよい
- 大外の灰色の枠線は削除する
- データにふさわしいプロットを選択する
- データを線でつなぐ=追加実験をしたら線に乗るデータが得られる,という主張になる
- 「一枚のグラフにまとめるべきデータ」と「別々のグラフに載せるべきデータ」を区別する
- 複数回測定した平均をグラフに載せる際はエラーバーをつけ,本文にその定義を記述する
- スケーリングは直線(点線,破線)で描く
表について
- Excelのデフォルト設定は利用せず,工夫して読み取りやすいレイアウトにする
- 画像として貼り付けない
- ページをまたいでも良いので「表が入らないからページ下部に大きな空白がある」状態を避ける
数式・変数について
- 数式モードを使って書く
- ただ斜体にしたアルファベットは変数ではない
- sinやlogといった関数は直立体で書く
- 関数を使う
- 単位は直立体で書き,変数や数値との間に半角スペースを入れる
- Reynolds数は$Re$と書くとき,”e”は下付き添字ではない
独立数式について
- 本文の一部とする
- 文を終えたあとに独立数式を挿入しない
- 独立数式で文が終わる際はピリオドをつける
- インデントする
- 複数行建ての独立数式はカンマで区切る
- 分数のフォントサイズを本文と同等にする
- 本文中に分数を書くときは$a/b$のようにする
- 数式番号はページの右端で揃える
有効数字について
例えばExcelで計算して1234.5678という値がでたとき
- 適当に丸めて”1234.57”とする
- 小数点以下を四捨五入して”1235”とする
- 上位2桁を残して”1200”とする
のはいずれも正しい有効数字の考え方ではない. また,Excelで採用されている 1.2E+03 のような表記は避けること.
参考文献について
- 機械学会の書式に従う
- ピリオドやスペースの種類(半角,全角)と入れ方をよく確認する
- 同じ文献から複数ヶ所を参照したときは一つにまとめる
- 例:p. 110; pp. 120―130.
